酪農家：松田哲朗

石川県珠洲市で松田牧場株式会社を経営する松田哲朗さんは、持続可能な畜産業の実現を目指し、現在、約35ヘクタールの広大な敷地で、乳牛と黒毛和牛を合わせて約120頭飼育しています。
https://www.instagram.com/tetsurou_matsuda/

農業大学卒業後、長野や石川の牧場で経験を積み、2015年に独立して牧場を設立。
地域の耕作放棄地を活用しながら、自然との共生を大切にした牧場運営を続けています。
若者や移住者に向けた体験の受け入れや学びの場の提供など、地域貢献にも力を入れています。

松田さんは、牛とのふれあいや自然の中での生活を通じて、地域社会に貢献することを目指しています。

2024年の能登半島地震では牛舎の半壊やライフラインの寸断といった大きな被害を受けましたが、山の湧き水を汲むなどして牛の命を守り抜きました。再建に向けた姿勢と地域への深い愛情が注目されており、現在はSNSなどを通じて牧場の様子や取り組みを積極的に発信している。